
元明天皇
げんめいてんのう 661–721 / 奈良・天皇・皇族
平城京へ遷都した女帝基本データ
- よみ
- げんめいてんのう
- 生没年
- 661–721
- 別名
- 阿閇皇女(あへのひめみこ)
- おもな地位
- 第43代天皇
- 父
- 天智天皇
- 子
- 文武天皇・元正天皇
- 縁者
- 草壁皇子の妃、持統天皇の異母妹
どんな人?
元明天皇(げんめいてんのう)は、奈良時代のはじめに平城京へ遷都した第43代天皇の女帝です。和銅への改元とともに708年の和同開珎の発行を行いました。
710年には藤原京から平城京へ都を移し、律令国家体制の完成期を担いました。また712年には太安万侶から古事記の献上を受けており、大宝律令の運用を実質的に推し進めた天皇として知られます。
おもな業績・つくったもの
- 和同開珎を発行(708年)律令国家初の本格的な流通貨幣・和同開珎を発行した。皇朝十二銭の第一で、貨幣による経済の整備を進めた。
- 平城京へ遷都(710年)唐の長安にならった条坊制の都・平城京へ遷都した。奈良時代の幕開けとなり、律令国家の中枢が置かれた。
- 古事記の献上を受ける(712年)稗田阿礼が誦習し太安万侶が筆録した現存最古の歴史書の献上を受けた。神話から推古朝までを記す貴重な書となった。
生涯のあゆみ(年表)
- 661天智天皇の皇女として生まれる
- 707文武天皇の没後に即位する
- 708和同開珎を発行する解説を見る →
- 710藤原京から平城京へ遷都する解説を見る →
- 712太安万侶らから古事記の献上を受ける解説を見る →
- 721死去する
ゆかりの地
平城宮跡奈良県元明天皇が遷した平城京の宮殿跡で、奈良時代の政治の中心地
豆知識
古事記が献上された天皇
712年、太安万侶らがまとめた『古事記』は元明天皇に献上された。天武天皇の代に始まった編纂事業が、この女帝の時代にようやく実を結んだ。
平城京へ遷都した女帝
710年、元明天皇のもとで都は平城京へ移された。「なんと立派な平城京」の語呂で知られるこの遷都は、奈良時代の幕開けとなった。
母から娘へ譲位した珍しい例
元明天皇は退位にあたり、娘の氷高皇女(元正天皇)に皇位を譲った。母から娘への譲位は日本史でもまれな例である。
人物相関
元明天皇
よくある質問
元明天皇は何をした人?
奈良時代のはじめの女帝で、710年に藤原京から平城京へ遷都しました。和同開珎の発行や『古事記』の完成もその治世の出来事で、律令国家体制の整備を実質的に推し進めた天皇です。
平城京へ遷都したのはなぜ?
律令国家にふさわしい大規模な都を整えるため、唐の長安を手本とした平城京へ都が移されました。「なんと立派な平城京」の語呂で覚えられる710年の遷都です。